能望でセロトニンの分泌を高めれば、不安や恐怖の感情がなくなる

 前回の続きを書きます。

 願い事や願望を達成しようとする時の思考は、自分は前向きな感情を持って思考している!と、誰もが思っています。

 感謝の気持ちは持てなくても、少なくとも願い事を考えている時に「恐れや怒りの感情はない!」と、誰もが思っています。

 夢の実現のためには、具体的に、これから取り組まなければならない努力のことを考えると、多少の心配は出てきますが・・・。

 夢に向かって考えている時はワクワクした気持ちになり、誰もが前向きに考えていると思ってしまいます。

 将来に向かっての希望や夢を考えている時は、ネガティブな感情なんて持つはずがない!と、誰もが思っています。


 ところが、多くの人の夢や願望が現実化しないのは・・・・。

 奇跡が起こり山が動かないのは・・・・・。

 夢が実現して成功しないのは・・・・・。

 やはり根底にある感情に問題があるからなのです。


日本人は、「恐怖遺伝子」を持っている割合が、世界で一番に高いそうです。
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恐怖遺伝子を持っている割合

日本人       97%
アメリカ人(白人) 77%
インド人      67%
ドイツ人      64%
アメリカ人(黒人) 46%
南アフリカ人    32%

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 恐怖遺伝子に関してはインターネットにもたくさんの情報がありますから、興味のある人は調べてくださいね。
 
 恐怖を感じる神経回路は、遺伝子によって大きく影響を受けていることがわかってきたそうです。

 さらに詳しく、調べてみると、この恐怖の遺伝子は「DUP25」と呼ばれるもので、15番染色体にあり、このDUP25によって、恐怖や不安を抑える働きのあるセロトニンの働きが弱められ恐怖を抱きやすくなるそうです。


 セロトニンという神経伝達物質が、脳内の各部位に一定レベル存在していれば、人間は安心感を覚え、不安や恐怖の感情に襲われにくくなります。

 恐怖の遺伝子が、セロトニンの分泌を抑制しているのですから、セロトニンの分泌を高めれば、不安や恐怖の感情がなくなり、安堵感になるということです。

 セロトニンが少ないと血液の温度の低下を感知しても体温調節する温熱中枢を充分活発化できません。

 セロトニンが少ない人は一日中体温が低く、冷え性になりやすいため、体の機能をいつまでも活発化できません。集中力の低下なども引き起こしてしまいます。

 そして、セロトニンが不足すると感情にブレーキがかかりにくくなるため、不安やストレスを強く感じたり、うつ病になりやすいのです。


 セロトニンは一定のリズムでの外側からの刺激によっても分泌促進されます。

 脳への一定の振動=読経、つまり能望の実践がセロトニンの分泌には最適なのです。

 現代の子供達は、大人も子供も、息を詰める生活の日常化で、セロトニン神経の働きを抑えて、セロトニンや奇跡のホルモン=メラトニンの分泌を抑制しているのです。


 松果体は、アミノ酸トリプトファンから二つの重要な物質、すなわち神経伝達物質セロトニンと、奇跡のホルモンのメラトニンを生産しています。

 奇跡のホルモンのメラトニンは、セロトニンからできるので、この二つのホルモンは、非常に大切なのです。


 そして、セロトニントランスポーターというたんぱく質が脳内のセロトニンのレベルを調整しているのですが、この情報がコード化された遺伝子にはL型とS型があり、L型遺伝子のほうがより多くのトランスポーターを生産します。

 よって、S型のセロトニントランスポータ遺伝子を両親より受け継いだ人達は、L型を遺伝した人達よりも、不安を感じたりウツになる傾向が高い・・・・ということが1996年の実験で明らかにされました。

 日本人の恐怖遺伝子を持っている割合が97%で、さらに、日本人は、「不安を感じやすい」「悲観的」で「傷つきやすい」S型遺伝子を98%の人が持っているそうです。


 この結果から、日本人の97〜98%の人は、夢や願望のことを考えているときも、頭の中ではポジティブでも、心の中はネガティブになっていて、感情は一致していない!ということがわかります。

 つまり、プラスのワクワクするような自分の夢や願望を考えている時に、心の中の感情は、不安や心配、あるいは恐怖の感情になっていて、思考と感情は一致していなかったのです。

 自分は違う!という人は、2〜3%の人になります。

 成功する確率も、この程度ですから、残りの97〜98%の人は思考と感情が一致していないのです。

 ネガティブなことを考えると、97〜98%の人は、ネガティブな感情なのですから、思考と感情が一致して、ネガティブな現象が現実化しているのです。

 望んでもいない「思考は現実化」して、望んでいる「思考は現実化」しないのです。


 けれども、能望の実践による松果体の振動で、セロトニンメラトニンが分泌されると、安心感を覚え、感謝の気持ちさえ出てきますから、思考と感情が一致しやすくなるのです。

 また、『幸せの和』は、見ているだけでも、心の底から癒され、安らぎます。

 ですから、有り得ない奇跡が起きているのです。


○無限の叡智を引き出す方法

 7→6→5→「4」←3←2←1

 この図は、チャクラにあてはめてください、7と6にある思考と、1と2にある感情が「4」のハートのチャクラで一致するイメージの図です。

 7と6は頭の思考のエネルギーで、1と2は心の底の感情のエネルギーとしてください。

 思考のエネルギーと、感情のエネルギーが「4」のハートのチャクラで一致するのです。

 心の底の感情のエネルギーは、純粋な愛と深い感謝の気持ちです。思考のエネルギーもポジティブな思考にしてください。

 7→6→5→と思考を下げて、←3←2←1と1から上に上げて「4」で、合流するイメージをしてください。

 思考のエネルギーと、感情のエネルギーが「4」のハートのチャクラで一致すると、山が動く程の有り得ない奇跡が起きます。


 次に、「4」に一致させた、思考と感情のエネルギーを「2」の臍下丹田に下げます。

 7→6→5→「4」←3←2←1
       ↓
 7→6→5→4⇒3⇒「2」←1


 これは、くれぐれも、はじめに、叡智=知恵を引き出すために使ってください。

 はじめから、富を引き出すのには使わないでください。順番を間違えると、二つとも得ることができなくなります。

 思考も、言動も、行動も、常に自分の心の感情は、純粋な愛と深い感謝の気持ちなのだ!と、意識してください。

 これを、マンダラ=『9つの和』を使って、7→6が頭、5が首で上の円に、4が真ん中の円の中心、3が真ん中の円と下の円の境、2が下の円の中心で、1が円の底辺として、イメージできれば、マンダラのパワーが加わるので、引き出しは加速します。