自分が波動を出すから相手から鏡のように自分の波動が送られてくる
気功やヒーリングをしていると、波動=エネルギーの伝達や、その反射を常に考えてしまいます。
その中でも光は大きなテーマになります。
対象物を見る時に、自分が見ていると同時に対象物からも光が送られてくるから、ものが見えるのです。
ですから、見ている対象物からも鏡のように波動が送られてくるのです。
人間の場合も同じで、自分が波動を出すから相手から鏡のように自分の波動が送られてくるのです
簡単に言うと、私の気持ちのエネルギーが、私の見ているものに対して、何らかの影響を与えているということです。
そして、見ている対象物が、モノでも、人でも、何でも、鏡の反射のように、その対象物からそのまま自分に返ってくるのです。
天にツバを吐く!ということわざにも似ていますが、気持ちのエネルギーは、微妙なので、説明が必要ですね。
もし何かを見るとき、共感をもって対象物を見れば、その波動は共感のままに伝わり、反感をもって見れば、反感のままに伝わります。
対象物が人であっても、モノであっても、情報であっても、すべてにこちらの心の中の気持ちがそのまま波動となって伝わるのです。
それだけなら問題はないのですが、その波動が鏡の反射のようにそのまま自分に返ってくるのです。
一度や二度なら問題はありませんが、それが習慣になると深刻な問題になりますので、多くの人に知ってもらいたいのです。
例えば、昨日、職場の人間関係の相談の電話がありました。
自分の見る目が今までとは変わり、新入社員の心の状態もわかり、上に立つ人の気持ちもわかり、双方に共感しながら見ることができるようになりました。
双方の気持ちが良くわかるので、自分が新人の時の様に先輩から言われたようには、上からの目線では言えない自分がいるので、混乱しています。
新人の時は先輩からがみがみ言われて、その時はカチンと来ましたが、今思えば感謝の気持ちが湧いてきて、先輩の気持ちも良くわかります。
と、このような内容でした。
人の立場になって物事が考えられるというのは、心が成長していることになります。素晴らしいことだと思います。
ほとんどの人は、後輩への助言などは、相手の気持ちを考えず、自分の都合で、その時の感情で注意していると思います。
中には、何も言わずに無視する人もいますので、それでも、言ってくれるだけ、相手のことを思っている!ということになりますが、先輩だからと言って、がみがみ言うのは考えものです。
その中に人を思いやる愛があれば、大丈夫です。
会社のため、業務を滞りなく遂行するため、上に立つ者が、新人のために助言をするのは当然の職務ですが・・・。
一段レベルを上げて、お互いの気持ちを理解し合うためのコミュニケーションは、必要なことだと思います。
その中から、新しい何かが生まれると思います。
この相談をされた人は、普段から感謝を深め、愛を深める実践をしている人です。
心を深めると、普段の自分が感じること以外に、高次の自分が感じている見方も加わってきます。
左脳から右脳に移行している過渡期でもあると言えます。
ですから、今までの左脳のフレームで見ていた自分とは、対象物を見る目が違ってくるのです。
今までの常識的な見方とは違ってきますので混乱するのも無理はありませんが、自己中心的な考えがなくなり、感性が鋭くなり、誰もが兄弟のようにつながっているように思えるので、他人を優しく思えて、平和を感じるのですから、素晴らしい進化なのです。
高次元の自分と一体化できれば、世の中のすべてのものが、愛(いと)おしく、輝いて見えて、至福感に包まれるのです。
試しに、降龍で、ゆっくり涅槃寂静まで降りると、短時間でも幸せな気持ちになれます。これは、高次の領域に瞬間でも触れているからなのです。
一般常識では、こんな感覚では社会人としては成り立たないだろう?と、思うかも知れません。
競争社会の中で、周りは敵だらけなのに、こんな気持ちを抱いていたら、生きてはいけない!と、現代人の大半の人が思うことです。
けれども、私たちが見つめるもの、あるいは心の中で思う事が、対象物に対して影響を与えるだけなら良いのですが、鏡のようにそっくりそのまま反射して返って来るのです。
この現象が毎日起っているから、多くの人に問題が起きて、悩みがますます深刻になるのです。
対象物を良く思えば、自分にも良い思いが跳ね返ってくるのですが、悪く思えば、悪い波動として跳ね返ってくるのです。
良いことなら良いのですが、悪く思えばマイナスの悪いことが起るのですから、それこそ、現代人の通念を変えなければならないのです。
現代社会の強欲と無責任の固定観念に縛られていると、自分の命も危ぶまれるのです。
現代人は、うつ病や原因不明の病気が増えていますが、この反射の現象を知らないために、病気をはじめとして、様々な問題が起きているのです。
病気の試練は、感謝や愛を深めるために、気づきを促すための神から与えられる試練と言われていますが、そのほかの試練も、同じことが言えます。
当然ながら、高次の自分は、純粋な自己ですから、マイナスの思いは、ひとかけらもありません。
見るものすべて、思うものすべてに、一体感を持ち、自分と同じように大切に思うのですから、与える波動も、鏡のように反射する波動も、四方八方から幸せのエネルギーが返ってくるのです。
この方は、以前は体調を崩して頻繁に病院に行っていましたが、今は健康になって病院に行くこともなくなりました。と、言っておりました。
至福感に満たされ、自分と宇宙が一体であるという実感を持つためには、難行苦行など必要はないのです。
心の反射の原理=気持ちの跳ね返りの法則(勝手に作りました)を理解して、高次の純粋な自己と同じ気持ちで世の中を見るのです。
有り難う御座いました。