原始的プログラムの記憶が、うつ病やパニック障害などを引き起こす

≪古代文字から伝承された「あいうえお」の五音≫その3

・遺伝子に刻み込まれた原始的な「条件反射」のプログラム


 人類は、何億年前の遠い祖先である哺乳類の時代から恐竜の攻撃に脅え、何百万年か前に、2足歩行になってからも、肉食猛獣に脅えなから進化してきました。

 ですから、恐怖のストレスは、何億年もの歴史の中で、遺伝子に組み込まれたプログラムになっているのです。

 私達の祖先は、二足歩行になってからも、肉食獣に襲われたら、全速力で逃げて、木に登りました。

 命を失う最悪の危機ですから脳は、猛烈なストレスを感じたことと思われます。

 ところで、手のひらや足の裏から「汗」が出て湿っていると、どんな木でもすべりにくくなり、すばやく確実に登れるようになります。

 乾いた手のひらよりも、湿った手のほうが断然有利に効率良く木に登れるのです。

 何百万年もの間に、人類は、獣に追いかけられ恐怖に駆られて木に登る時には、手のひらや足の裏から汗が出てくる!という生理機能が遺伝子に組み込まれて進化したのです。

 手に汗握る!という言葉がありますが、人類の共通概念になっています。


 子供のころ、大人がスコップやつるはしなどを持って仕事を開始する動作や、餅つきの杵を持つ時に、手にツバを吐きかけて、いざ取りかかろう!という仕草をよく見かけました。

 野球の投手が、指やボールに唾を付けて投げるスピットボール(spit ball) という反則行為がありますが・・・。

 スピットボールには通常よりも威力があるから違反行為になっているのです。
 
 現代になっても、無意識ながらも、この様な行為をするのは、人類の共通概念から来ていると思います。


 さらに、私達は、命が危険にさらされる最悪の恐怖に遭遇した時には、顔面が蒼白になります。
 
 これは、獰猛な肉食獣に顔面を一撃された時に、大量に出血すると致命傷になり、力が弱まり、すぐに食べられてしまうので、頭部にできるだけ血液を送らないように、出血の量を最小限度に抑えるように、何百万年の間に遺伝子に組み込まれてきた防衛本能です。

 頭部には脳があるので、猛獣の牙や爪で、顔面を引掻かれて、一撃されても、出血を最小限度に抑えて、脳の働きを維持し、猛獣に抵抗できる余力を残して、逃げることもできるように、進化の過程でプログラム化されたのです。


 ですから、人類は、恐怖の事態が来たときは、全ての機能を停止して、その想定される最悪の事態に備えるように、体の全ての機能を総動員して対処するのです。
 
 現代は、私達は、肉食獣に追いかけられる様なことはありませんが、緊張したり、驚いたり、恐怖の事態には、手から汗が出てきたり、顔色が蒼くなったりするのは、すべて原始的な「条件反射」のプログラムが作動しているのです。

 
 ストレスの代表的なホルモンは、アドレナリンです。

 人間は、絶望した時や落胆したときも、ストレスを感じ、このアドレナリンが分泌されます。

 緊張、不安、興奮などの精神的ストレス、あるいは運動、苦痛、暑い(寒い)などの肉体的ストレスが加わると、脳の交感神経が緊張します。

 交感神経の刺激を受けて副腎髄質から分泌されたアドレナリンは、ストレスを処理するために、血圧を上げ、筋肉は緊張し、呼吸は浅くなります。
 
 消化機能も、通常の細胞の活動も、生体組織の活動も、免疫機能もストップさせて、生命を生かすために、全てのエネルギーを結集させるのです。


 現代社会は、ストレス社会で、子供から大人まで慢性的なストレスにさらされ、ほとんどの人が半病人のごとくストレスを抱えて生きているのが現状だと思われます。

 厄介なのは、全てのストレスの時に、恐竜や猛獣に襲われて、生きるか死ぬかの必死の状態の時の古い記憶が無意識下で、よみがえってしますのです。

 そして、何億年もかかって構築してきた遺伝子のプログラムが作動して、ストレスのホルモンが分泌するのです。


 これは、私達の脳の機能が最悪の事態も呼び込んでしまうので、起こりもしないことを想定して呼び込んでしまうから厄介なのです。

 一般の人よりも、脳の機能の優れている人は、原始的プログラムの記憶がよみがえってくるので、うつ病パニック障害強迫神経症自閉症などの精神障害を引き起こしているように思われます。

 天才と自閉症の子は、本当に紙一重の差なのです。


 ストレスホルモンは、アドレナリンのほかにもいくつかありますが、ストレスにさらされると、ストレスホルモンが分泌され、原始からの記憶が強力に働き、生体の全ての機能がストップするのです。

 グルチコイルドホルモンなどは、糖尿病、高血圧症、免疫機能の抑制、精神機能の低下など、生体に破壊的な現象を誘発するのです。

 鮭が産卵を終わった後に一夜にして急激に弱まり、死んでしまうのは、このグルチコイルドホルモンが副腎から大量に分泌されるからなのです。


 精神分裂病をはじめとする諸々の精神疾患は、すべて原始的な「条件反射」のプログラムが作動して、ストレスホルモンが分泌することによって引き起こされているのです。

 うつ病パニック障害強迫神経症、引きこもり、家庭内暴力、花粉症、摂食障害アトピー化学物質過敏症、電磁波障害なども、ストレスが原因で起こる病気ですから、原始的な「条件反射」のプログラムが、関与していると思われます。
 
 死亡率の高いガンや心臓疾患、脳血管疾患などの生活習慣病も、ほとんどが、現代社会でのストレスが原因で起きています。


 ここで、注目していただきたいのが、奇跡のホルモン=メラトニンです。

 メラトニン松果体の中でセロトニンから作られる脳内ホルモンです。

 このホルモンは、脳内ばかりでなく、全身のホルモンの司令塔としても働き、免疫力を高め、ガンを初めとして、60以上の病気の治癒に効果があり、最強の抗酸化作用を発揮して、若返りも達成できるという、非常に優れたホルモンであることがわかってきたのです。

 「能望」の実践で、心が安定し、ストレス感がなくなり、考え方が前向きになります。

 能望の実践で、松果体が振動して、セロトニンから合成された奇跡のホルモンメラトニンが分泌するから、ストレス感がなくなり、免疫力を高め、ガンを初めとして、60以上の病気の治癒に効果があり、最強の抗酸化作用を発揮して、若返りも達成できる!という、多くの皆様から体験談を頂いているのです。


 ここで、本題になるのですが、能望の実践での残音は、「あー」と「おー」が、主で、これは、確かに、頭部と臍下丹田に響きますので松果体の振動も、氣の海の丹田の働きも促し、全身に氣のエネルギーを放射することになるので、素晴らしい効果になるのです。
 
 「あー」と「おー」の母音は、他の残りの「いー」・「うー」・「えー」の母音もカバーできるのですが、個人差があり、「いー」・「うー」・「えー」の母音を補えば、初心者にも完璧になると思われるのです。

 「えー」や「おー」の母音は、腸や副腎のある腎臓に響き、その働きを促進します。

 「あー」の母音により、分泌されるメラトニンの適切な支配下で、五臓六腑や全身のホルモンや神経系の全てが良好に制御されるのですが、「えー」の母音は、副腎からのストレスホルモンの過剰分泌を抑制するように思えるのです。

 般若心経を唱えても、「えー」の残音がないので、「あいうえお」は、何かの意図があって創られたとうに思われます。

 能望の実践の前に、準備体操の様に「あいうえお」を唱えればエネルギー的には、調和が取れるようになるのです。

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<五体の五臓六腑の一層〜五層>(神経やホルモン系統)

あいうえお→愛の心を受け・与えよう、大いなる自己から(一層)

かきくけこ→感謝の深い気持ち、畏敬の念を深める心(二層)

さしすせそ→指し示す、高次元の素晴らしい心の世界(三層)

たちつてと→他人を思いやり、つねに手と手をとって助け合う(四層)

なにぬねの→何んでも手抜かりなく願い・望みが叶う、五つの力(五層)


<五体の五臓六腑の一層〜五層>(血液・氣・リンパ系統)

はひふへほ→八方からの光り、普遍の微笑み豊かな心(一層)

まみむめも→真身から与えられる無元の叡智と恵み(二層)

やいゆえよ→やる気が湧きだす五つの力、勇気を得よう(三層)

らりるれろ→ 楽々得られる、意識レベルの変容(四層)

わいうえを→和の心を得て・与え、宇宙エネルギーとの一体化(五層)

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有り難う御座いました。