今の瞬間に生きると、生命力が高まります

 今の瞬間に生きると、生命力が高まります。
 今の瞬間の瞬間の瞬間に、生きれば生きるほど生命力が高まるのです。

・息を長く吐き出す時
・意識して声を出している時 
・夢中になって何かに取り組んでいる時
・合掌している時
・瞑想などのプラスのイメージングをしている時
・高いエネルギーと一体化している時・・・等々。

 これらの実践は「今に生きている」ことになります。

 ヨガや仏教、そして日本の神道や武道など、呼吸法や声を出す実践が太古の昔からあり、さらに、合掌や色々な作法も共通していますから・・・。

 古代の叡智は、生命力の高まりに結びつく「今に生きる」最良の方法を、高度なレベルで、熟知していたものと思われます。


 一般に人間は、現代に生きているように思われますが、過去を引きずり、未来を憂うことが多く、過去や未来に生きて、今に生きている状態が非常に少なくなります。

 無意識の状態になると、感情はネガティブモードになってしまいますから、潜在意識のプログラムに「今の瞬間に生きる」というファイルはほとんどないようです。

 夢中に何かに取り組むことは「今を生きている」ことになるのですが、ゲームや携帯に夢中になっても、それらは生命力を破壊する方向になってしまいます。

 このような観点からも、潜在意識のプログラムの積極的な浄化と修正が必要なのです。


 深刻な病気の悩み、仕事や学問の失敗、人間関係の悩みやトラブルなど、ほとんどすべてが、過去の記憶にどっぷりと浸っているので起きてしまいます。

 多くの人は、過去の悩みを基盤として未来までも、過去のマイナスをさらに脹らまして憂いますから、今に生きることができないのです。

 病気になったらどうしょう? 会社が倒産したらどうしょう? 試験に落ちたら恥ずかしくて生きてはいけない!!

 あの人だけは絶対に許せない、一生恨んでやる!!

 自殺は、起きてもいないことを想定して、絶望的になる人が圧倒的に多いのです。
 
 まるで、潜在意識のプログラム通りに踊らされている状態なのです。


 このような人間の習性を古代の叡智は知り尽くしていて、今に生きる最良の方法として、呼吸法、マントラ、お経、祝詞、合掌、瞑想などが伝承されてきものと思われます。

 手を合わせて、人を恨むことや悪いことを考える人はほとんどいないと思います。

 くれぐれも、手を合わせて、人を恨んだり、人に危害を加えることを願ったりはしないで下さい。

 潜在意識は主語の判別ができないそうですから、自分がそっくり自分の恨みをかぶることになるのです。

 人を恨めば穴二つ!とういうことわざがあるように、呪いとか、わら人形は、必ず自分に巡って、自分も墓穴に入ることになってしまうのです。

 あらゆる問題は、外にはなく、自分の中にあるのです。


 松下幸之助さんは、何があっても、自分が「素直」になり、徹底して「感謝」を深めることを優先してきました。

 一日中「素直」になることだけをひたすら考えていた時もあったそうです。

 毎朝、「感謝」を深めるためだけに1時間も瞑想をしていたのは有名な話です。

 彼のこれらの行いは、明らかに、無限のパワーに至り奇跡を起こすため!と、だんだんわかってきたことですが、初めは理解に苦しみました。

 経営の神様と言われていますが、西洋の打算的な経営方法とはまるで違うのですから、誰もが戸惑います。

 けれども、この方法が最も進んだ高度の叡智なのです。最高に賢い方法なのです。

 どんな悲惨な現象や恨んでいる人がいても、許しと感謝の気持ちに切り替えるのです。

 素直になり感謝の気持ちを深めることは、今に生きることになります。


 さらに深めて、愛のレベルに至れば、一瞬のヒラメキが起きて、今まで縛られていた固定観念が溶けてしまう時があります。

 あれほど頑固だった固定観念が、死んでも許されない恨みごとが一瞬にして消えてなくなるのです。

 悩みの深刻な人は、恨みの念が強すぎて、死んでも絶対に許されない!と、なりますが、この恨みの念が、心の底に潜んでいるので、いつもマイナスの現象を起こし、さらに悪化させたり、加速させているのです。

 心の底に潜んでいる恨みの根っ子は、ほとんどの人が、まるで、ハンで押したように、まったく同じパターンになっています。

 恨みの念が強すぎると深刻な病気や破産など、恨みの念の強さに比例して、マイナスの事態も深刻になっているのです。


 松下幸之助さんのお父さんは倒産して大きな破産をしています。一家離散ですから、家族にも周りの人にも多大な迷惑をかけているのです。

 松下さん自身も病気がちで、幼い息子さんまで失くしていますから、お父さんの性格を受け継ぎ、自分の性格が悲惨な現象を起こすに違いない!と、折にふれ思ったことでしょう。

 幼い最愛の一人息子が死んでからは、会社の相談役に、高野山の高僧でもある加藤大観氏を招いていますから、加藤大観氏に、徹底して自己の思い込みを浄化してもらったものと思われます。


 人は、自分の身に深刻な事態が起きないと「気づき」にも至らないし、感謝を深めようともしません。

 ですから「気づき」を促すために、自分の魂が目の前の困難を選んでいるのかもしれません。

 目の前に起る様々な困難は、すべてが自分が招いていることなのに、悩むとか恨むとか、まるでおかど違いのことをしているのです。

 もしかしたら、天も、神も、他の魂も、やりたくもないことなのに、こちらから無理にお願いして、頼んだことなのかも知れないのです。

 だとしたら、恨むよりも、感謝するほうが当たり前の行為になります。

 この辺りのことを松下幸之助さんは、しっかりと承知されていて、どんな困難なことにも感謝されていたとしたら・・・。

 その心情をますます理解できるようになります。


 そして、感謝を深めることは、過去や未来に起きることでもなく、今の瞬間に生きることになります。

 今に生きると気持ちも安定し、至福感や喜びも増してきます。

 能望五十音の実践も「今に生きている」ことになりますから、生命エネルギーが高まり、至福感や喜びが増すことになります。

 そして、今に生きると何かにしばられていたような感覚がなくなり、とても自由な気持ちになります。

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 『オバマ大統領の言霊のパワー』 マトリックスマップ

 人は生まれて死ぬまで、無数の言葉と出合います。その中には、魂を揺さぶり、運命を変えるほど感動する言葉もたくさんあると思います。

 エネルギーレベルの高い珠玉の言葉は、初めは馴染めなくても誰もが、心の底に成長させる土壌を持っています。

 言葉のエネルギーが無明を光明に変えて、心に火をつけるのです。

 将来、美しい花を咲かせ、おいしい実となる珠玉の言葉の種をたくさん植えて、豊かな心になって繁栄して下さい。

 有難う御座いました。



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