自分一人の力だけで成功するのは至難の業

 前回の内容について、これから成功哲学を学ぶ人にも
ビジネスで成功したいと思っている人にとっても、気づかない
もので、盲点となるものなので、もう少し詳しく説明してください。

 という質問がありました。

 多くの人は自分一人で何とか成功しようと努力して、
成功にたどり付く!ということをイメージしていると思います。

 受験勉強は一人ですから、社会に出てからの成功する
イメージも、一人だけの成功しか考えられないのもムリも
ありません。

 ですから、他人と協力して成功する!というイメージは
浮かばないと思います。

 けれども、一人の力だけで成功するのは、至難の業であり、
そのことに気づくことが大切だと思います。

 ロバート・キヨサキ氏は、経済的にも時間的にも自由になる
ためにビジネスを立ち上げ、本当に成功するまでには、30年も
かかっているのです。

 彼は、ビジネスを立ち上げても、2回目も倒産して、全財産を
失いホームレスになりましたが、あきらめずに、ビジネスに取り
組み、パイプラインの構築に成功しているのです。

 EのクワドラントからBのクワドラントへ移行できたのです。

 ですから、普通の人にとっては、初めから一人だけで成功する
のは至難の業なので、資本がなくても、多くの人が協力して取り
組むめるビジネスの形態を推奨しているのです。

 21世のビジネスの本の中で、資本も何もない人には、
他人と協力して取り組むビジネスの形態を推奨しているのです。

 彼は、この本の中で、最低でも5年間このビジネスの中で学び、
実践すれば、誰もが成功できます。と、断言しています。

 ですから、21世紀のビジネスの主流は、競争よりも共生に
なるのです。

 これからは、今での弱肉強食の資本主義社会ではなく、共に
助け合い協力しあう共生の社会になるのです。

 人を助けることは意識レベルが高まることですから、この観点
からも成功の確率が高まるのです。


 ロバート・キヨサキ氏のように、金持ち父さんから子供の頃
から直接個人教授を受けた人でさえも、成功するまでに30年も
かかるのです。

 ですから、一人だけで成功するのは、至難の業であり、
ほとんど成功できない!と、思ったほうが賢明だと思います。

 そして、成功に至るには色々なケースが考えられます。
この具体的なケースを比較すれば、一人だけで取り組むことが、
いかに厳しかが分かると思います。

 もしも、あなたの場合だったらどのケースになりますか?

1、自力で取り組む!
2、自力の能力を高めて取り組む!
3、自力+他人に協力してもらう!
4、自力の能力を高めて、他人に協力してもらう!
5、自分も他人も能力を高め、協力して取り組む!

 1や2よりも、3のほうが成功の確率が高まることを、
誰もが納得できると思います。

 そして、3や4よりも、5のほうが成功の確率が何倍も
高まることを納得できると思います。

 ロバート・キヨサキ氏が30年かかって成功に至ったのは、
最初は1のケースで取り組み、運良くお金が儲かって人を
雇えるようになってからは、3のケースになったのです。

 ですから、成功の確率が高まり、成功することが出来たの
です。

 それでも、何度も失敗を繰り返して本当の成功が実現
出来たのです。


 ほとんどの人は、1のケースだけで10年くらい取り組み、
限界を感じて、2に移行し、20年も、30年も、莫大な資金と
時間をかけても、ほとんどが成功に至らないのです。

 他人と協力する事がどれだけ大切なことなのか、多くの
人は気がつかないのです。

 ところが、ロバート・キヨサキ氏が『21世のビジネス』という
本で紹介しているビジネスは、初めから、3の自力のほかに
他人の協力もあわせて取り組む!形態になっているのです。

 彼は、この形態でないと普通の人にとっては成功が難しい
ことが、自分の長年の経験からも痛感しているのです。

 幸いに、資金がなくても人と協力して取り組む事ができるの
です。

 ですから、あきらめないで続けていれば、10人、20人と
人が増えグループが拡大するのですから、3年も続ければ
100人くらいにもなり・・・。

 成功の可能性が、自力で取り組む!方法よりも100倍も
高まるのです。


 日本の多くの知識人も、ほとんどの一般の人々も、この
成功に至る真意を理解できずに、このようなビジネスを推奨
しているロバート・キヨサキ氏を批判していますが・・・。

 つまり、ロバート・キヨサキ氏ともあろう人が、どうして、
このような形態のビジネスを推奨しているのか、常識からも
考えられないことであり、心外であり、不可解なのです。


 けれども、きちんとルールを守り、みんなで助けあい、力を
合わせて取り組めば、だれにも奇跡を起こせるビジネスなのに、
多くの人に嫌われている!というだけで、日本の多くの人は
何も考えずに否定しているのです。


 ロバート・キヨサキ氏が指摘しているように、このビジネス
の本質をしっかり学んで、自己啓発を併用して、他人の成功を
優先して助けて、意識レベルを高めて取り組めば、そして、
最低でも5年間はあきらめないで続ければ、誰でも成功できる!と、
教えてくれているのです。


 ちなみに、弱者救済プロジェクトは、5の自力も他人も能力開発を
併用し、協力して取り組む!ことになります。

 世間の一般の人と同じレベルで批判ばかりしていても、だれも
助けてはくれません。

 少しでも成功の確率が高い方法で取り組むことが賢明なことだと
思います。


 ありがとうございました。