未来⇒現在⇒過去に時間を流すと不可能が可能になる

 北海道では公立高校の入試が3月6日にありました。

 毎年思うことですが、3年間の総決算が1日で決まってし
まうのですから、15の春は厳しいものがあります。

 合格の発表は、3月16日ということですが、たいてい中学の
卒業式の翌日になります。

 私の場合、職業柄、この日は、20年間も、朝から何校もの
合格発表の掲示板を見に行くのが恒例の行事でした。


 ところで、正月明けくらいに、受験生を前に、入試本番の日や
例えば、3月16日の合格発表の日をイメージさせたことが
ありました。

 入試本番の当日のイメージでは、問題がすらすら解けて、
答案用紙に書けているかどうか?

 そして、3月16日の合格発表の掲示板に、自分の名前が
あるかどうか、イメージしてもらいました。

 名前があった子には、親や周りの人達が喜んでいる様子も
イメージさせました。

 自分の受ける高校の掲示板に、自分の名前がある子と、
自分の名前がない子の2つに分かれます。

 2ヶ月以上も未来のイメージですから、白けている子もおり
ましたが、ほとんどの子は真剣にイメージしました。


 合格発表の掲示板に、自分の名前があっても、なくても
その時から、受験生は現実味を帯びてきて、本気になる子が
増えてくるのです。

 入試本番まで、2ヶ月前の時点で、3月の初旬にある入試
本番とその2週間後の合格発表の日のイメージですから、
意識は2ヶ月間未来に移動することになります。

 このイメージがしっかりできる子は、つまり、意識が未来へ
移動できて、未来から現在に、時間が流れている感覚がつかめ
ることができると、不思議と、得点が大幅にアップするのです。

 私の塾は、学校の先生が絶対に受からないと言われた高校
でも、生徒が受けたければ受験させていました。

 そして、不合格ならば、3年間の授業料を全額返済します!
という、約束もありました。

 生徒は土壇場になると、有り得ない奇跡を呼び込むのです。

 イメージは、左脳から右脳に切り替わります。
鮮明にイメージ出来れば、それだけで、右脳が活性化するのです。

 ですから、子供達には、イメージを頻繁にさせていました。

 今、考えると、未来⇒現在⇒過去に時間が流れている
感覚のイメージが、通常の過去→現在→未来という時間の
流れからくる過去の記憶を白紙にしてしまうので・・・・。

 つまり、過去の失敗や、ネガティブな記憶が、現在に影響
するのを遮断して、白紙の状態で何事にも取り組むことが
出来るので、良い結果につながったと思います。


 人間は、良い事よりも、悪いことの過去の記憶が、
想像以上に現在に影響を及ぼしているのです。

 何をするにも、過去の記憶が邪魔をして、成功を妨げて
いるのです。

 ・自分にはそんなことが出来るわけがないんだ!

 ・自分は、このビジネスで失敗ばかりだったのだから
 絶対に成功できっこない!

 と、過去の記憶が、重くのしかかってくるので、一歩も
前には進めないのです。

 この過去の記憶を白紙にするのが、未来からの時間の流れの
イメージなのです。

 是非とも、未来⇒現在⇒過去に時間が流れている感覚の
イメージに親しんでください。

 未来の望ましい結果、自分の輝いている姿、周りの人が
喜んでいる姿・・・・。

 意識を、未来のイメージに移動させて、未来⇒現在⇒過去
に時間が流れている感覚のイメージに親しむのです。

 前回の中心の軸を意識して、中心をどんどん深めてゆくと
今の瞬間の世界に入ることができますから、未来⇒現在の
感覚が楽につかめることができます。

 この未来⇒現在⇒過去に時間が流れているイメージも、
運とツキがどんどんやってきて、不可能が可能になるのです。

 学校の先生が有り得ないと断言することも、絶対に不可能と
世間の人が思っていることでも、可能になってくるのです。


 ありがとうございました。