意識レベルが高くなると 心は完全に満たされる

 ワクワクしていると、良いことばかりが起きてきます。

 以前にも書いたことがありますが、パラレル・ワールドとか、パラレル・リアリティーという言葉があります。

 これは、並行して存在する世界、 並行して存在する現実、という意味で、量子物理学の分野では当たり前になっている概念です。

 「パワーかフォースか」にも、意識レベルの違う人達が、同じホームレスの老人を見ているのに、それぞれが、見る目や感情が違い、意識レベルの違いにより、住む世界もちがっている。

という、説明が書いてあります。

 意識レベルが高くなるほど、ワクワク感が高まり、安らぎに満ち、穏やかで、協調の心で、心は完全に満たされてきます。


 その反対に意識レベルが低くなると、つまり、波動が低くなると、常に心配に支配され、病気に苦しめられ、何かが足りないという心が満たされない気持ちが常になります。

 波動が低くなればなるほど、心はいつも、心配事や不平不満でいっぱいになってしまうのです。

 実生活の中で、イヤなことやネガティブなことにばかりに意識を集中させていれば、それがどんどん大きくなります。

 そして、ネガティブな望んでもいないことが、高い確率で現象として起きるのです。

 願望の反対の現実化です。

 私達は、意識レベルの違いで、あるいは、意識の向け方で、様々な現実を選択していることになるのです。

 「パワーかフォースか」の本では、意識レベルが1〜1000までありますから、1000の違う世界があり、1000の違う現実があることになります。

 量子物理学の世界では、無数の世界、無数の現実があることになっています。

 パラレルリアリティとは、ここにも現実があるし、他にも現実がある。すべての実在はパラレルになっているという概念です。

 並行して存在する現実=パラレル・リアリティーの概念は、量子物理学の分野では、中心的な位置づけをされています。

 放射性原子は崩壊した状態と崩壊していない状態で同時に存在していますが、観察可能なのは崩壊状態だけです。


 一秒間に、10億もの世界が変化している!という説もあります。

 私達は、一瞬、一瞬に、目の前の現実を選択していることになります。

 不幸のどん底の現実や、最高に幸せな現実など、自分が選択している覚えなどないのに、心の働きや意識の向け方で、現実が雲泥の差になるのです。

 ですから、並行して存在する現実=パラレル・リアリティーの概念は、望ましい現実を招く重要な指針にもなるのです。

 自分がどちらに意識をより集中させているかで、自分の人生も大きく変わりるのです。


 心身統一の合気道は、臍下丹田に意識を向けて、ここに心を無限小にしずめることを修練します。

 日常どんな時にでも、この心を無限小にしずめることを意識していれば、総てにおいて人間最高の能力を発揮出きると、教えて、実践しています。

 意識を臍下の一点にしずめれば、落ち着きを得られること、また、日常の行動においても、動けない状況に陥ったら「全ての行動は一点から」、統一体を保って、臍下の一点から行動するように心がけることも、指導しています。

 これは、降龍と昇龍の実践そのものになります。


 降龍の実践をしていると、風邪などの病気の状態から、一瞬に、別人のような元気な健康体に変わりますから、望ましい現実を選択していることになるのです。

 並行して存在する現実=パラレル・リアリティーの選択が、自由自在にできるのです。

 ドラえもんのどこでもドアのようなものです。

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 弓の名人が意識を集中したのは臍下丹田の奥の一点です。
遠くにある的は狙わずに、自分の心の奥の一点に意識を集中して、心にある的に矢を射たのです。

 自分の心と的は一体化され、宇宙とも一体化して神業を実現したのです。

 この弓の名人であった弓聖・阿波研造氏の言葉に・・・。

 「的に向かって目を閉じる、すると的の方から近づいて来る、しだいに的と一体になる、それは自分と仏が一体になることです、的は自己の不動心の中心にあるから狙う必要なく、矢を目の前の中心におくだけです、だからあなたも自己の心の神に気付き、的と矢と一体になれば、的はあなたの心の中心にありますから狙う必要はありません。」と、あります。


弓道の神様」と呼ばれていた、伝説の弓道家、阿波研造氏は、的を見ずに目隠しをして、暗闇の中でも、矢を百発百中、的中させることができたのです。これは、心の目、つまり「心眼」が開眼していたことになります。


下腹部に精神を集中させて、丹田呼吸と、氣のエネルギーを練る実践で目標物である「的の真ん中」と一体化したのです。


遠くにある小さな的がどんどん大きくなり、近づいてくる。そして、的の真ん中が、巨大な宇宙になれば、矢をどこに放っても、真ん中に命中するのは当たり前になります。ですから、目を瞑っても、暗がりでも、どんな状況下でも命中することができるのです。

対象物も宇宙も自分も一つになるのです。丹田の奥の一点に、意識を集中することが、この神業を可能にしたのです。

 アップルの故、ジョブズ氏も、この本が愛読書で、数々の奇跡を実現していましたから、この方法で、パラレル・リアリティーの選択をしていたように思います。


 肥田春充という武術の名人も臍下丹田の一点を「聖中心」と称して、神業や奇跡を起こしています。

 彼も、目隠しをして針金の的を射止める!という神業を実現しておりますので、阿波研造氏の神業の真実を検証したことになります。

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 彼らも、臍下丹田の一点に意識をしずめ、望ましい現実の世界にシフトしていたのです。


 スケートの金メダリストの清水宏保氏は、3歳でぜんそくを患い、子供のときから、常に、肺や内臓を意識して、生活していたそうです。

 その後も重度のぜんそくと付き合いながら、長野オリンピック・スピードスケート500mで金メダルを獲得しています。

 全盛期の時は、世界記録や金メダルが取れることを、前の日から実感できていたそうです。

 自分の内面に常に意識を向けていたのですから、彼も望ましい現実の世界にシフトできたのかも知れません。